s.yairi YN-2002000年前期ごろの個体です。20年以上前の個体なので、やや傷や汚れはありますが、目立っていませんが神経質な方はお控えください。s.yairiブランドですが、製造はheadwayです。トラスロッドなしの12Fジョイント、少し弦高高めですがスロテッドヘッドの12Fでは許容範囲でOOタイプです。そしてなんといっても、このタイプでオール単板。トップスプルース、サイドバックローズウッドです。YAMAHAのハードケースで配送します。当時メーカー表記220000円です。私が購入した時は120000でした。過去の相場の額は50000円程度になってますが、ギター高騰の昨今のご時世やレアであることを考え、申し訳ありませんがお値段交渉はせず、75000円で売却させてください。その所以は音にあります。以下、主観ですが、当方のMartin O28 1921年製と比べて記します。○音色　Martin O28と比べてまず、恥ずかしながらs.yairiブランドを軽んじていたことを反省します。今現在は安いギターを作っている様ですが、2000年ごろは矢入氏がしっかり監修されたもとで中国で製作されていたらしく、なるほど堅実さが音に表れています。単純に音量で言えばMartin O28 1921年製と比べるとこちらの方が優っています。本機はOOだから当たり前と言えばそうかもしれませんが、それにしても大きい音です。ただ、ここからが日本製には出せないことがあります。Martinは出音が扇形放射状に、初期のYAMAHA FG180（以前出品しました）や本機は出音が直線的に出る感じがします。それ故に、本機の音は前に響いていく感じがします。これが実直かつ堅実な音と言われる所以なのかなと思います。しかし、これはこれでとても心地よい音です。12Fなのでもともとは、ローフレットでかき鳴らす様な個体ですが、爪弾くと甘く直接体に響く艶やかな音になります。そしてなんといっても、ミニギターにありがちなポコポコしたチープな音ではないです。長くなりましたが、以上です。中古市場でも滅多にお目にかかりません。パーラーギターをお考えの方、売り文句は好みませんが、オール単板でビンテージMartinの音量を超えるものはそうありません。写真で状態をご確認ください。よろしくお願いします。