中村精密 C56 160号機 JR保存機 金属製 蒸気機関車 ナカセイ 状態良好 集電性能良好 その２ です。プラ製の機関車とは異なる金属製の機関車ですが、すでに時代も変化して今後はこのような製品は二度と作られないものと思われます。とくに動輪やロッド類が金属製ですので、見た目にも高級感があります。それに比べてボディは簡素で、せめて同社の外国型の電機並みに力を入れて欲しかったと思いますが、この一連の蒸気機関車のモデル（ミリオンシリーズ）はどれも他社の日本型プラ製蒸機の２倍以上もする価格でしたので、これをさらに上げないために仕方がなかったのでしょう。C56はC12とともに、中村精密の一連のNゲージの蒸気期機関車の中でも最後に発売されたもので、亜鉛合金多用の他の大型、中型の蒸気機関車とは構成が異なり、大部分が真鍮で出来ています。すでに先行のC51、C53、C58などが店頭で売れ残っていたことから、これら以外の一連の蒸気機関車の生産数は少なくなっておりC56やC12も例外ではありませんでした。金属で造られたスポークの外観は実物にむしろ近い印象です。NゲージのC56は、プラ製品が多数出るまでは同じ金属製で他にもトレインショップや乗工社からも出ていましたが、やや簡素ながら全体的なバランスの点では最初に発売された中村精密の製品も決して劣るものではないと思います。他社の金属製製品がそれまでのNゲージ製品のバランスを崩すような高価であったのに対して、中村精密のC56は40年前ですが17000円ぐらいに抑えて発売されていました。モーターはコアレスでボイラーからキャブにかけて組み込まれています。C12とともに集電性能が悪いものが大変多いことがこの製品の問題ですが、出品の個体は前後ともに安定してよく走ります。手持ちの古いパワーパックでは（Tomix5001）最小でも勢いよく走りますので、比較的新しいパワーパックでは低速走行も可能と思います。低電圧を印加するために乾電池で走行試験を行ったところ、前後方向とも1.5Vでは発進しませんでしたが、３Vでは安定して低速で走行が可能であることがわかりました。３Vを印加して前後方向の発進を何度も繰り返しましたが、停止時の動輪のクランク位相によらず一度も発進ミスはありませんでした。おそらく２Vぐらいでも問題なく発進して、かなり低速の走行が可能と思われます。車輪に走行歴はとくに感じません。ナンバーは最初から160号機のみが含まれておりますが、標準的な形態かと思われます。慎重に分離してできるだけ綺麗に仕上がるように取付けました。ブレーキシューとカプラーのパーツが付いています。コレクションにも最適です。また動きが安定しないC56をすでにお持ちの方にもお勧めです。元のケースはありませんので、別のケースに入れて厳重に保護します。レターパックプラス、ゆうパックのいずれかで送付させてください。レターパックでも段ボールを使用して厳重に 梱包の上で送付させていただきます。気を付けてチェックしているつもりですが、万一問題等がございましたら、落札者様のお立場に立って対応させていただきますので御安心ください。他にも和洋いろいろ出品させていただきますので是非御覧ください。よろしくお願い申し上げます。（2023年 5月5日9時 45分 追加）1枚目と、とくに４枚目の写真のキャブの中に黄土色のパーツが見えますが、これはモーター本体で実際はクロムメッキの銀色です。直接見るとほとんど違和感はないように思います。動輪の上部も本来は銀色なのですが、ことごとく黄土色に写っています。デジカメの色の出方には不思議とも言えるものがあります。